3/22(日)は「第64回 スプリングS(GⅡ)」が開催されます。
舞台は中山競馬場・芝1800mにて開催されます。今回は中山・芝1800mのコースの特性と、その対策について説明をしたいと思います。まずはコースの各種データを見てみましょう。
中山競馬場・芝1800mの各種データ
スタートは正面スタンド前の直線半ばあたりからとなります。きっちり4つのコーナーを回る内回りのコースです。1コーナーまで200mほどしか無いので始めはあまり速くならずに、スローに近いミドルペースになりがちです。
1~2コーナーの中間までは上り坂で、その後は内回りのスパイラルカーブに入っていきます。向こう正面の下りで自然と加速し、3~4コーナーの入り口から速くなります。
マイルより200m延びた中距離で、スローに近いミドルペースなら前に行った馬が必然的に強くなります。よって逃げ馬が残りやすい傾向にあります。特に稍重~不良馬場の逃げ馬はマークが必要です。4つのコーナーを回る以上、距離得する内枠有利の原則が活きます。
以下に中山・芝1800mの各種データを紹介します。
※閲覧する端末によっては表示が崩れる恐れがありますのでご了承ください。
脚質の傾向
脚質 | 着度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 29-23-18-105/175 | 16.57% | 29.71% | 40.00% |
先行 | 82-77-67-378/604 | 13.58% | 26.32% | 37.42% |
差し | 42-57-63-641/803 | 5.23% | 12.33% | 20.17% |
追込 | 11-10-18-617/656 | 1.68% | 3.20% | 5.95% |
マクリ | 4-3-1-15/23 | 17.39% | 30.43% | 34.78% |
データからも「逃げ馬」「先行馬」など、前に行ける馬が活躍していることが分かります。最初の短い直線での先行争いが激化するようなら逃げ馬は苦しくなりますが、基本的には逃げ・先行馬が有利と言えるでしょう。
枠の傾向
枠順 | 着度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 18-18-17-158/211 | 8.53% | 17.06% | 25.12% |
2枠 | 17-26-22-167/232 | 7.33% | 18.53% | 28.02% |
3枠 | 31-13-20-204/268 | 11.57% | 16.42% | 23.88% |
4枠 | 18-19-18-236/291 | 6.19% | 12.71% | 18.90% |
5枠 | 22-18-28-233/301 | 7.31% | 13.29% | 22.59% |
6枠 | 21-27-15-249/312 | 6.73% | 15.38% | 20.19% |
7枠 | 19-24-20-259/322 | 5.90% | 13.35% | 19.57% |
8枠 | 22-25-27-254/328 | 6.71% | 14.33% | 22.56% |
枠は内枠が有利な傾向にあります。前へ行って主導権を握りたい馬が内枠に入れば、それだけでアドバンテージを得ます。
前走の傾向
前走距離 | 着度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同距離 | 61-60-67-544/732 | 8.33% | 16.53% | 25.68% |
距離延長 | 35-52-45-607/739 | 4.74% | 11.77% | 17.86% |
距離短縮 | 50-35-33-383/501 | 9.98% | 16.97% | 23.55% |
前走は同距離だった馬が活躍する傾向にあります。逆に距離が延長となる馬は、同距離と距離短縮に比べるとあまり良い成績を残していませんね。
ラップの傾向
LAP傾向 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 前半3F | 後半3F | 後半1000m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | 12.7 | 12.1 | 12.3 | 12.6 | 12.3 | 12.3 | 12.1 | 11.7 | 12 | 37.1 | 35.8 | 61.9 |
ラップに関しては平均タイプの馬が好走しています。
ポイント
■スロー~ミドルペースで流れることが多い。
■前が残りやすい。
■追い込みはほとんど決まらない。
■内枠有利。
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