天皇賞(春)の前哨戦として有名な日経賞(GⅡ)。今回は日経賞と天皇賞(春)の関係について考察してみたいと思う。今年も日経賞からのローテーションで天皇賞(春)に挑む馬も多く、過去に好走している馬に日経賞からの馬も多いことから天皇賞(春)を予想する上で重要なレースであると思っている。
まずは前走、日経賞から天皇賞(春)を優勝した馬の一覧を見てみよう。
(データは平成元年以降)
年 | 年齢 | 天皇賞春
人気 |
日経賞
着順 |
|
1993 | ライスシャワー | 4歳 | 2番人気 | 1着 |
1995 | ライスシャワー | 6歳 | 4番人気 | 6着 |
2002 | マンハッタンカフェ | 4歳 | 2番人気 | 6着 |
2009 | マイネルキッツ | 6歳 | 12番人気 | 2着 |
2013 | フェノーメノ | 4歳 | 2番人気 | 1着 |
2014 | フェノーメノ | 5歳 | 4番人気 | 5着 |
昨年の勝馬フェノーメノは、前走日経賞で5着馬だった馬。日経賞で1着だったウインバリアシオンは惜しくも2着に敗れている。そして3着には日経賞2着馬のホッコーブレーヴが入着。
一昨年の2013年の勝馬もフェノーメノで、この年は前走日経賞で1着を取っている。
2012年で馬券に絡んだ日経賞馬は日経賞で2着馬だったウインバリアシオンで、天皇賞(春)では3着に入着している。
平成元年以降のデータのみだが、思っていたほど少ないような気もする。しかし近年は天皇賞(春)の2~3着馬にも日経賞出走馬が食い込んでいる。実際にステップレースとしては日経賞組が最多の8連対をしており、一番有力視したいステップレースである。その他のステップレースの成績も見てみよう。
前走レース別成績
日経賞
[3-5-3-37]
阪神大賞典
[3-0-3-45]
大阪杯
[2-3-2-15]
大阪ハンブルグC
[1-1-1-21]
京都記念
[1-1-0-4]
ドバイWC
[0-0-1-1]
他レース
[0-0-0-20]
日経賞に次いで阪神大賞典、大阪杯も良い。この3つのステップレースだけで馬券圏内80%を占めている。今年の出走馬を各ステップレースごとに分けて見てみよう。
今年の出走馬のステップレース
日経賞組
1着:アドマイヤデウス
2着:ウインバリアシオン
3着:ホッコーブレーヴ
4着:サウンドオブアース
7着:タマモベストプレイ
8着:フェノーメノ
9着:トーセンアルニカ
10着:クリールカイザー
阪神大賞典組
1着:ゴールドシップ
2着:デニムアンドルビー
3着:ラストインパクト
4着:カレンミロティック
5着:フーラブライド
6着:ラブリーデイ
8着:スズカデヴィアス
大阪杯組
2着:キズナ
今年一番の有力馬
近年の天皇賞(春)で一番有力視できそうなのはウインバリアシオンか。
今年で3度目の挑戦となる天皇賞(春)だが、2012年初挑戦した際は3着、昨年はクビ差で惜しくも2着と着実に着順を伸ばしてきているし、天皇賞(春)以外の重賞レースでも安定して馬券に絡んでくる馬だ。何気にGⅠを9戦もしているが、実は1勝もしていない。今までの戦績からも天皇賞(春)が一番取れそうなレースではないかと思われる。ウインバリアシオンも今年で7歳になり、このままだとGⅠを取れずに引退してしまうことになる。今年の天皇賞(春)は悲願のGⅠを獲る最後のチャンスなのではないだろうか。
ウインバリアシオンは前走日経賞で2着。アドマイヤデウスに1馬身3/4差をつけられて負けているが、本番の天皇賞(春)は特殊なコースゆえに適正が大きく影響する。今年で3度目の出走となるウインバリアシオンにとっては慣れた舞台と言えるだろう。アドマイヤデウス以外にも古豪が集まっているが、距離に不安が残るキズナや、京都での成績がイマイチなゴールドシップ、天皇賞(春)を2連覇中のフェノーメノも近走は馬券に絡むこともなく衰えが見え始めている。今年はウインバリアシオンにとって例年にも増して好条件が揃っている。なんとか引退前にGⅠを取ってほしいという願いも込めて今年はこの馬から馬券を組み立てていきたいと思う。
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