重賞レースを毎週予想する競馬予想ブログ「KEIBALOG」

当サイトは無料で重賞レースの予想を公開している競馬予想ブログです。

【天皇賞春】牝馬が長距離に弱い理由。

牝馬が長距離に弱い理由

秋の天皇賞は最近牝馬の勝利も目立つようになってきましたが、春の天皇賞は牝馬の出走すら珍しいほど牝馬とは無縁のレースです。


 
理由は簡単です。天皇賞(秋)は東京競馬場の芝2000mであるに対し、天皇賞(春)は京都の芝3200mという長距離のコースになります。まず、天皇賞以前に牝馬は長距離のレースに弱いという傾向があります。これには様々な要因があると思われます。

 

牝馬が長距離に弱いとされる理由

【理由1】長距離レース自体少ない。
近代競馬では、短距離~中距離のレースが中心となって運営されているため、長距離のレース自体見なくなりました。重賞レースで盛り上がるのは中距離のレースがほとんどです。

 

【理由2】牡馬に比べて能力の消耗が激しい。
牝馬は牡馬に比べると体力や能力の消耗が激しいとされています。牝馬限定ならまだしも、牡馬相手に長距離で競うのは体力的に厳しいのでしょう。優秀な牝馬が出てきても後世に産駒を残す事が求められるため、早い歳で引退して種牝馬として活躍することが多いのです。

 

【理由3】中距離が得意な血統が多い。
もともと長距離で強い牝馬もいないせいか、短距離~中距離レースで勝てる血統の牝馬の方が圧倒的に多いのです。近代競馬に求められるのはスタミナよりもスピードなので、スピードを重視した血統を持つ馬が優遇されやすく、長距離を走ることが得意な牝馬はあまり優遇されない傾向にあります。

 

他にも様々な要因は考えられると思われますが、考えられる一部を紹介させていただきました。
とにかく、牝馬には過酷と言われている長距離をリスクを負ってまで使うメリットがそこまで無いので単に使わないだけの事でしょう。長距離のレースが人気が出て今後重宝されるようになればそういった牝馬も出てくるかもしれませんが、近代競馬では考えにくいことですね。

 

しかし、最近は牝馬の活躍も昔に比べたらかなり目立ってきましたね。近年は牡馬よりも多いのではないでしょうか?昨年は有馬記念でジェンティルドンナが優勝しましたし、凱旋門賞やドバイでは牝馬のハープスターが頑張っていますし、何かと話題になるのは牝馬が多い気がします。

 

今年の天皇賞(春)には牝馬の登録もあります。デニムアンドルビーフーラブライドです。

 

デニムアンドルビーは前走阪神大賞典(GⅡ)で2着と好走しています。阪神・芝3000mで牡馬相手にこれだけ走れるなら天皇賞(春)を狙う意味は十分あると思います。フーラブライドも同じく前走阪神大賞典を出走し、5着に健闘しています。
今まで春の天皇賞を制したことがある牝馬は1頭のみです。レダという牝馬で1953年のレースを優勝しました。今年牝馬が春天を優勝すれば実に62年ぶりの牝馬優勝となります。
近年は長年破られることが無かった記録がどんどん更新されていっていますし、そろそろ牝馬の優勝があってもおかしくないかもしれませんね。まだ出走は確定はしていませんが、レースに出るとなれば応援したいと思います。

記事が面白かった!と思う人はぜひSNSでシェアしてくださいm(__)m

さらにブログランキングの応援クリックもしていただけると幸いですm(__)m

コメントエリア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です