今年の天皇賞春（ＧⅠ）に登録した馬を、レーティング順にまとめました。

 

天皇賞春の登録馬（レーティング順）

順　位	馬　名	レーティング
１	ゴールドシップ	１２４
２	ラストインパクト	１１８
３	フェノーメノ	１１７
４	サウンズオブアース	１１７
５	キズナ	１１６
６	アドマイヤデウス	１１６
７	ウインバリアシオン	１１６
８	ホッコーブレーヴ	１１６
９	カレンミロティック	１１６
１０	ラブリーデイ	１１５
１１	フェイムゲーム	１１４
１２	デニムアンドルビー	１１０
１３	スズカデヴィアス	１１４
１４	フーラブライド	１０９
１５	クリールカイザー	１１２
１６	タマモベストプレイ	１１１

※レーティングはJRA公式データを参照してまとめました。詳しくはJRA公式ホームページよりレーティングを閲覧してご確認ください。

 

天皇賞春の出走条件

天皇賞の出走条件は４歳以上であれば出走可能です。フルゲート１８頭で、収得賞金の多い順に出走可能となります。上記のレーティング順位については、過去１年間のオープン競争で１１０ポンド（牝馬は１０６）以上のレーティングを得た馬を対象としています。（レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したものです。）

 

注目馬

昨年の天皇賞春の覇者・フェノーメノ、２着馬のウインバリアシオン、３着馬のホッコーブレーヴ、４着馬のキズナや、その他にも、ゴールドシップ、ラストインパクト、フェイムゲームといった昨年の出走馬が多数登録しています。

 

新しい顔で有力そうなのはサウンドオブアース。今年４歳になり天皇賞春へと登録してきました。今までダービーや菊花賞などを筆頭に重賞レースを５戦闘ってきましたが、どれも惜しい内容で勝ち切れずに終わっています。この天皇賞春で念願の重賞初勝利を手にしてそろそろ功績を上げたいところでしょう。

 

そしてもう１頭はアドマイヤデウス。現在４歳で６月に５歳になります。前走は日経賞（ＧⅡ）を勝利しており、２走前は日経新春杯（ＧⅡ）を勝ち、重賞を２連勝しています。距離はOPの2000mから前走日経賞の2500mと、徐々に伸びてきていますが今回は初の3200mでゴールドシップやフェノーメノ相手のこの距離をこなせるかどうか。

 

出走馬の確定はまだ先ですから現時点では人気上位と予想されるリピート組から考察していきたいと思います。

 

■フェノーメノ
昨年と一昨年の覇者で現在天皇賞春を２連覇中のＧⅠ２勝馬です。しかしフェノーメノももう６歳。近走は掲示板も取れなくなってきており、前走の日経賞では出して行っても全く進まず後方になり、最初から走っていませんでした。不調なのかもう終わってしまったのかどちらかはわかりませんが、近走の内容が悪いのは事実です。前走のような状態なら今年の天皇賞春も得意舞台とは言え割り引きせざるを得ないと思います。

 

■ウインバリアシオン
昨年の天皇賞春は２着、そして一昨年は３着に敗れています。ＧⅠを９戦している大ベテランですが、ダービー（’11）では２着、菊花賞（’11）で２着、有馬記念（’13）で２着、そして昨年の天皇賞春でも２着と、いつも勝ち切れない万年２着馬です。今年で７歳になりましたが、引退する前になんとかＧⅠを勝っておきたいところでしょう。

 

■ホッコーブレーヴ
５歳になってからやっと重賞レースに出るようになり、３走に１回は掲示板にのっています。賞金的に出走できるかどうかも怪しいですが、馬券にもよく絡む馬なので人気どころがイマイチならチャンスはあります。

 

■キズナ
前走は４月の大阪杯で結果は２着でした。しかしその直後に骨折が判明しました。京都記念の復帰戦では好走していますし、今年は問題無さそうです。ロンシャンのタフな競馬でも長く脚を使って、ズルズルと下がること無く最後まで上位争いを演じる賢い馬です。馬体も昨年のダービーの時より20kg増の498kgと増えていますが、馬体を見る限りたくましさも増してパワーアップしています。

 

■ゴールドシップ
言わずと知れた阪神最強の芦毛の気分屋・ゴールドシップくんです。ゴールドシップは宝塚記念を連覇するなど阪神コースには非常に強い馬です。しかしタイムが速くなりやすい京都では馬券内を外すレースが続き、東京でもジャパンカップで15位になるなど、阪神以外はあまり走りません。天皇賞春は京都のコースで行われるため、今回は気分がノらないかもしれませんね。面白くて可愛い馬なのでいつも応援はしています。

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