4/19(日)はいよいよクラシック三冠の第一弾「第７５回皐月賞（ＧⅠ）」が開催されます。

 
枠順も確定したところで、予想もまとまってきました。
筆者が現在◎の印をつけている馬はドゥラメンテです。

 

前走はリアルスティールに先着されての２着でしたが、中一週での重賞挑戦でしたし、道中に引っ掛かったということで今回は石橋騎手からM.デムーロ騎手へと乗り替わりになります。皐月賞を３勝している「皐月賞男」ことデムーロ騎手なら十分な鞍上強化と言えるでしょう。掛かりながらの２着ですから、前走の課題を反省してこの皐月賞ではさらに強い競馬を見せてくれることを期待しています。

 

■１６日の最終追い切り
最終追いはタイムよりも内容を重視した内容であったと見られます。というのは、Wコースで３頭併せを行う追い切りだったのですが、これは折り合いの面を克服するという明確な意図があってのことでしょう。
道中はアンギアーリ（３歳未勝利）、ファントムロード（７歳１０００万）に挟まれるかたちで真ん中を進みました。迎えた直線では大外に持ちだしたところでいったん、２頭に離されます。しかし、直線では馬なりのまま末脚を伸ばし、４ハロン５６秒０－１２秒６をマークします。先行した馬にクビほど送れる結果となりましたが、陣営の意図した内容の追い切りになったようです。

 

「前走で折り合いの不安が出たので、馬の後ろにつけ、後ろの馬には３／４馬身差くらいでプレッシャーをかけながらという指示でした。ちょっと（直線での）行きだしは遅くなりましたが、騎手が意図してやってくれたみたいだし、しまいに向けてハミをとって、いいストライドで伸びていました」と堀調教師はコメントしています。

 

この日初めてドゥラメンテにまたがったM.デムーロ騎手も満足気の様子で「すごく良かった。前走（の映像を見て）引っかかっていたが、今日は大丈夫だった。パワーがある。体が柔らかい。賢い」とコメントしました。

 

M.デムーロ騎手は決して折り合いがすごい得意な騎手という印象はありませんが、とにかく中山のコースを熟知していて非常にスマートな騎手で、戦略的かつ積極的に馬を動かせる強い騎手です。
中山のようなテクニカルなコースは彼にはきっと合っているのでしょう。皐月賞を３勝している実績もあるこの「皐月賞男」なら、ドゥラメンテとのコンビで今年の一冠目を手にすることが出来るかもしれませんね。

 

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